セッション

基礎工事中の現場より

建築現場リポート

ブログをご覧の皆様、こんにちは。家づくりコーディネーターの桐野です。
藤沢市で進行中の現場より、基礎工事の様子を一部ご紹介したいと思います。


こちらの写真は、基礎工事の中で、立ち上がり部分の工事中の写真です。立ち上がりとは、基礎の水平部分から垂直になる部分のことで、壁と言わずに立ち上がりと言います。
この写真の時点では、一番下の部分にコンクリートを流したところです。

そして、ある部分に注目し、クローズアップしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上の写真の右下部分を拡大したものなのですが、何やら輪のようなものが二つ設置されていますね。こちらは、「かぶり厚さ」というものをつくるためのスペーサーだそうです。鉄筋をコンクリートで覆うのですが、コンクリートの表面と鉄筋の表面までの距離をつくるためのものだそうです。コンクリートはアルカリ性で、鉄筋が錆びることから守ってくれるのですが、表面から徐々に中性化していく習性があります。そして、ひび割れなどから水がしみ込み、鉄筋が錆びてしまう原因となってしまうので、そうならないように、「かぶり厚さ」で防いでいるのですね。

建物にとって基礎は、地震や風などの外から受けた力に対して、バランス良く地盤に伝え、建物を安全に支える大変重要な構造部分です。このように、完成してしまえば見えない部分も丁寧に作られているんですね。

建築現場は、「なるほど!」と、思うことがたくさんあります。これからも、このような「なるほど!」を皆様にご紹介出来たらと思っております。

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