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石原貴司が主夫目線で考える家事楽家づくりのポイント~収納編~
間取り・設備
以前のブログで “家事を少しでも楽にする家づくり” について、「中庭」がポイントになるとお話ししました。2階にあるベランダに洗濯物を干しに行くのではなく、洗濯場の近くに「中庭」を設けることでそこを物干し場とすれば動線が短縮されますし、さらにガス乾燥機の併用で家事の負担を少しでも減らせるのではないかというお話をしました。そして今回は第2弾!家事楽ポイントになる収納についてお話しします。
おはようございます。
石原貴司です。
結論から言うと、ポイントは “収納は分散させず一か所にまとめる” ということ。
洗濯物が乾いたら、アイロンを掛けたり畳んだりします。そしてさらに、各部屋のクローゼットに収納しに行く・・・。それがだいたい平均的な洗濯という家事の最後の流れになっていると思います。その最後の作業が、収納を一つにして家族の洋服が一か所にまとまることで、動線が大変楽になります。家族全員の洋服を管理しやすくなります。ある程度の広さを確保すれば、衣替えなども不要になるかもしれません。また、各部屋に収納をつくらないで済むので部屋は広めに、さらにシンプルになります。
そして間取りづくりのマジックなのですが、収納を一か所にまとめると、各部屋に収納を設ける場合と比べて、結果的に収納量は増えるんです。
収納量とは、平面図で見た時の1平米あたりが持っている収納の量ですが、各部屋に分散すると、分散したら分散した分だけ総面積に対する収納の面積が大きくなってしまう。ということは、結果的にどんどん大きな家になってしまう。
そこで、収納を一か所にまとめてある程度の大きさを確保すると、収納量が増えますし、一方で建物全体の面積に対する収納の比率は下がります。分散させた場合と、一か所にまとめた場合の収納量が同じだった場合、一か所にまとめてあるほうが、建物全体の比率から言うと、より小さい面積で済むということです。建物をコンパクトにしたとしても、収納量をしっかり確保した家づくりが可能なんです。そして、各部屋に分ける必要もないので洗濯後の片づけなどの家事も楽になるというメリットがあります。洋服以外にも生活用品等も収納できれば、モノが分散することなく、家族で管理しやすいというメリットもあります。
当たり前だと思っていた家の収納計画。“洗濯” という家事から考える家づくり、いかがでしたか?
それでは・・・!
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