注文住宅を建てるために必ず必要なのが、土地です。
家を建てようと決めて、いい工務店が見つかったら、次は土地探しをスタートしましょう。
土地探しを成功させるコツは、「予算」→「土地の広さ」→「場所」の順番を守ることです。
土地探しというと、ついつい「場所」を優先してしまいがちですよね。
ですが、場所の前に予算と土地の広さを決めたほうが、土地探しは失敗しにくいと言われています。

土地探しで重要なポイントは3つ

土地探しで重要なポイントは、「予算」「土地の広さ」「場所」の3つです。
3つのポイントは、以下の順番で決めていくのがおすすめです。

予算

土地探しでもっとも重視すべきなのは、予算です。
土地の価格は、場所や条件によって大きく異なります。
例えば、鎌倉市全体の平均坪単価は70万円前後ですが、鎌倉駅や大船駅などの近くは坪単価100万円を超える土地もあります。
反対に、駅から離れた場所になると、坪単価40万円台の土地が見つかることもあるでしょう。

まずは土地の価格を調べたうえで、予算に合わせて、どんな場所に家を建てるべきかを考えることが重要です。

土地の広さ

次に決めるべきなのが、土地の広さです。
何人で住むのか、どんな間取りの家を建てたいかによって、必要な土地の広さは異なります。

ここで注意したいのが、家の広さと土地の広さはイコールではないという点です。
例えば、40坪の家を建てたい場合、40坪の土地を購入してはいけません。

土地には、それぞれ建ぺい率が設定されています。
建ぺい率とは、土地の敷地面積に対する建築面積の割合のことです。

例えば、40坪の土地で建ぺい率60％の場合、建築面積は24坪までということになります。
せっかく広い土地を購入しても、建ぺい率によっては希望する広さの家を建てられない可能性もあるので、必ず確認するようにしましょう。

場所

土地探しで最後に決めるのが「場所」です。
神奈川県内でも、地域によって住み心地は異なります。
それぞれの地域にどんな魅力があるかを調べたうえで、住みたい場所を決定しましょう。

湘南、藤沢、鎌倉に住みたいとお考えの方は、ぜひ以下の記事を参考にしてください。

湘南の住みやすさとは？メリット・デメリット、人気の街ランキングを紹介

藤沢の住みやすさはどう？一人暮らしや子育て世帯にも人気の理由を解説

鎌倉の住みやすさを徹底解説！魅力やメリット・デメリットも解説

土地の探し方は4つ

希望する土地の条件が決まったら、実際に土地探しをスタートしていきます。
具体的な探し方は、以下の4つです。

不動産情報サイトで探す

気軽にできる土地探しの方法として、不動産情報サイトで探すことが挙げられます。
インターネットで検索するだけなので、自宅でも仕事の隙間時間でも、場所を選ばずにどこからでも土地探しができるのがメリットです。

不動産会社に探してもらう

効率良く土地探しをしたい方におすすめなのは、不動産会社に探してもらう方法です。予算、広さ、場所といった条件を伝えて、条件に合う土地を探してもらいます。

ただし、不動産会社によっては適切な土地を紹介してくれないケースや予算よりも高額な土地ばかりを紹介される場合もあります。
信頼できる不動産会社に相談し、コミュニケーションを取りながら探していくことが何よりも大切です。

住みたい地域に足を運ぶ

「鎌倉に住みたい」「藤沢に住みたい」など、住みたい地域がある場合は、実際に足を運んで歩きながら探すのも良いでしょう。
思わぬ穴場で空き家や売地を見つけたり、地域に密着した不動産会社に出会えたりするかもしれません。
また、その地域の雰囲気や生活利便性などを、自分の目で見て感じられるのもメリットです。

工務店に探してもらう

注文住宅を建てるのであれば、建築を依頼する工務店に土地を探してもらうことも可能です。

工務店は地元密着型の建築業者なので、地域の情報に精通しています。
地元に強力なパイプを持っている工務店も少なくないため、市場には出回らない良い土地が手に入る可能性もあるでしょう。

信頼できる工務店がすでに見つかっている場合は、土地探しについてもぜひ相談してみてください。

土地探しのコツ

ここからは、土地探しを成功させるために押さえておきたい3つのコツを紹介します。
良い家づくりは良い土地探しから始まります。コツを押さえてしっかり取り組みましょう。

希望条件に優先順位をつける

土地を探すにあたっての希望条件には、優先順位をつけましょう。
例えば、以下のような条件の土地を探している人がいるとします。

• 駅近が良い
• 小学校の近くが良い
• 海の近くが良い
• 広い土地が良い

残念ながら、上記すべての条件を満たす土地を見つけるのはプロでも至難の業です。
駅近な土地だと海から離れてしまう可能性が高く、小学校近くの土地が必ずしも広いとは限りません。
土地探しでは希望条件に優先順位をつけ、ある程度取捨選択することが大切です。

古家付き土地も選択肢の一つ

条件に合う土地がなかなか見つからない場合は、古家付き土地を購入するのも一つの方法です。

古家付きの土地とは、築年数が古く、資産価値がない建物がそのままの状態で残されている土地のことです。
更地にするための費用はかかるものの、その分土地の価格は低めに設定されています。

ちなみに、木造住宅の解体費用は、1坪あたり3万円程度です。
30坪の住宅なら90万円程度、40坪の住宅なら120万円程度なので、解体費用を含めて予算内に収まるかどうかを検討しましょう。

プロの意見を聞く

注文住宅を建てるための土地探しは、思った以上に大変です。
不動産情報サイトで良い土地が見つかったと思っていても、問い合わせをしたら売約済みだったり、建築条件付きの土地だったりなど、思うように進まないケースも多いでしょう。

そんなときは、プロの意見を聞いてみるのがおすすめです。
工務店は家づくりのプロです。どんな土地にどんな家が建てられるのかはもちろん、地域の特性にも精通しています。
土地探しは家づくりの第一歩なので、工務店と二人三脚で進めていくと成功に近づけるでしょう。

いい土地は見つかりにくい！土地探しはプロに頼ろう

良い家づくりは、良い土地探しから始まります。

石原工務店でも、鎌倉や藤沢、湘南など、神奈川県での土地探しをサポートしています。
私たちは家を建てるプロとして、どんな土地にどんな家を建てられるかを熟知しているため、お客様との対話を大切にしながら、希望条件に合った土地を一緒にお探しいたします。
不動産会社の営業マンは教えてくれない、“失敗しない土地選びのコツ”をお教えいたしますので、土地探しでお困りであれば、お気軽にご相談ください。

また、石原工務店では、注文住宅に関する対話形式の勉強会、「家づくりセッション」を定期開催しています。
遠方の方は、Zoomでのご参加も受け付けているので、土地選びのあれこれや注文住宅に関する疑問をぜひ解消しに来てください。